サスティナブルフルーツ
2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs。
2016年から2030年の15年間に世界が達成するべき17の目標と、より具体的な169のターゲットで構成されています。
SDGsは、国連に加盟する193か国の共通目標です。
また「誰一人取り残さない」ことをテーマに据えています。
国だけではなく、企業や個人が注目する、トレンドの一つと言っても良いでしょう。
私たち人間が、今後も繁栄し続けていくためには、「サスティナビリティ(持続可能性)」が非常に重要なキーワードとなるでしょう。
ただ単純に「今が良ければそれでいい」と考えるのではなく、将来への影響も考慮し、その生活を持続していけるような道や方法を、選択することが大切です。
企業にとっても、それは例外ではありません。
キムラフルーツにおいても、出来る事からすこしずつではありますがSDGsに関連する取り組みを行っています。
1.規格外フルーツを無駄にしない
フルーツを生産する過程で、どうしても生まれてしまうのが、規格外フルーツです。
味は良くても形や色が悪かったり、収穫間近で災害にやられてしまったり…。
規格外フルーツが生まれる過程はさまざまです。
「売り物にならない」とわかった時点で、
・流通ルートに乗せられないため、廃棄せざるを得ない
・コストを費やして販売しても、儲けが得られない
と判断する企業や農家さんも、決して少なくありません。
キムラフルーツでは、規格外フルーツも、決して無駄にはいたしません。
味や品質に問題がなければ、フルーツジュースやフルーツサンドなどに加工しています。
フレッシュフルーツそのものの甘さや旨みを活かした商品は、まさに絶品。
キムラフルーツ自慢のフルーツサンドは、月に一度、期間限定で大阪・阪急うめだ本店でのみ販売しています。(2023年2月現在)
ご希望のお客様は、ぜひキムラフルーツのSNS等をチェックしてみてください。
販売スケジュールを確認した上でのご来店がおすすめです。
フルーツジュースと一緒に楽しめば、旬のフルーツの味わいが、口いっぱいに広がるでしょう。
3.食品ロスを減らすための工夫
SDGsの17の目標のうち、
2.飢餓をゼロに
12.つくる責任 つかう責任
の2つに関連しているのが、「食品ロス」問題です。
食品ロスとは、本来食べられるはずの食品が、捨てられてしまうことを言います。
農林水産省が公表したデータによると、日本国内の令和2年度の食品ロス量は、522万トン。
このうち、食品関連事業者から発生する事業系食品ロス量が、半分以上の275万トンを占めています。
前年度よりもやや減少したとはいえ、毎年これだけの量の食べ物が捨てられているという事実に、衝撃を受ける方も多いのではないでしょうか。(※1)
こうした状況を受け、我々キムラフルーツも、食品ロスを少しでも減らすための取り組みを積極的に取り入れています。
販売するフルーツの鮮度を少しでも長持ちさせるため、大半のフルーツには「スパッシュシート」を採用。
スパッシュシートとは、スパッシュフィルムと呼ばれる特殊な素材で作られたシートで、野菜や果物の「しおれ」と「変色」を防いでくれます。
「密封せずに鮮度保持効果が得られる」という特徴があるため、水滴の発生を抑制。
雑菌や繁殖の原因を予防し、フルーツの鮮度を保ってくれるのです。
キムラフルーツでは、スパッシュシートを使って、販売するフルーツを1玉1玉丁寧に包んでいます。
お店でフルーツを見かけた際には、ぜひそのスパッシュシートにも注目してみてくださいね。
3.傷んでいるフルーツは加工品にして販売
どれだけ丁寧にフルーツを扱っていても、どうしても販売しきれず、傷み始めてしまう商品もあります。
キムラフルーツでは、こうしたフルーツも美味しく食べられるよう、手間暇かけて販売しています。
熟し過ぎて傷み始めたフルーツは、それ単体では販売できません。
しかし実際には、甘さや旨みをもっとも強く感じられる状態なものもあります。
こうした特徴を活かし、キムラフルーツではジュースやジャムにしてお客様のもとへとお届けしています。
ジューススタンドでのフルーツジュースは、濃厚な味わいの中に、フルーツ特有のスッキリした甘さを楽しめるでしょう。
旬のフルーツを使ったジャムやソースは、「キムラフルーツ/フルティエールキムラ スイーツ予約」でご予約いただけるフルーツスイーツにも一部使用しております。
サスティナブルフードに興味を抱いている方も増えているからこそ、ぜひ注目してみてください。
4.フルーツの寄付で子どもたちの生活を支援
キムラフルーツが力を入れている活動、もう一つは「フルーツの寄付」です。
子どもを支援するボランティア団体を通じて、旬のフルーツを子どもたちのもとへと届けています。
SDGsの目標のうち、
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
は、日本においても決して他人事ではありません。
日本の子どもの約7人に1人は貧困状態にあると言われており、何らかの支援を必要としています。(※2)
日々、食べるものに困っている子どもも少なくないのです。
旬のフルーツは栄養価に優れ、またお腹も心も満たしてくれます。
子どもたちの健康維持にも、役立つでしょう。
しかし、日々お腹いっぱい食べることが難しい状況の中では、「フルーツに手を伸ばす余裕がない…」というのも現実だと言えます。
旬のフルーツを寄付することで、子どもたちの間に笑顔が広がれば、それはきっと「未来」を拓く力を生み出してくれるでしょう。
キムラフルーツでは、将来を担う子どもたちへの支援にも、力を入れています。
キムラフルーツのSDGs達成に向けた取り組みにもぜひ注目を
SDGs達成に向けた取り組みは、社会の中のさまざまな場面で行われています。
地球上のみんなが一丸となって努力することで、2030年までの目標達成も、決して夢ではないはずです。
キムラフルーツにおいても、旬のフルーツやフルーツ加工品の製造・販売を通じて、具体的な取り組みを少しずつ行っています。
美味しいフルーツに出会えたとき、思わず笑みがこぼれる方も多いのではないでしょうか。
世界中の人々が、これから先もずっと同じ笑顔を見せられるよう、キムラフルーツは今後も独自の取り組みを続けてまいります。